冷却能力・コストへの影響大!空調機器清掃の重要性
空調機器の清掃行っていますか?
近年東海地区の最高気温はご存じでしょうか?
なんと、2020年8月には最高気温41.1度(静岡県浜松市中区)を観測しております。
年々気温は上昇し生産現場で働く方々にとって「空調」とは重要な設備の1つとなっています。
場所によっては夏場に空調機器が止まり生産が出来ないといった事例も過去にあります。
そこで、定期的な清掃を行う事により不快な臭いの解消や機器故障の予防保全・消費電力削減が可能です。
夏の暑い日が続く中で、お役立ち情報として展開をさせて頂きたいと思います。
【熱交換器とは】
空調機器と言っても多種多様です。
オフィスに設置してあるようなパッケージ型エアコンからビルや工場に導入されているエアハンドリングユニット、スポットクーラーなど用途により姿形は異なりますが、物や人を冷やす=快適な空間にするという用途は同じ物になります。
そんな空調機ですがほぼ全ての機器に熱交換器という部品が組み込まれています。
名の通り熱を交換する部分になり、アルミフィンで構成されており内部にはフロンガス又は冷水が通っています。
吸い込んだ空気を冷やし温度調整し対象物又は空間に吐き出しており空調機器の重要な部分となります。
【熱交換器清掃の重要性】
空気を吸い込むという事は空気中に含まれているゴミや汚れも通過し使用していると蓄積されてきます。
これが原因で冷却能力低下・消費電力増加など不具合を発生させる事があります。
上の写真は某化学工場に設置されているスポットクーラーの熱交換器部分になります。
熱交換器に粉塵汚れが詰まっていて冷却能力が低下しているとご相談が有り洗浄を実施致しました。
アルミフィンは傷付き・折れ曲がり易いのでブラシで汚れを落とし専用洗浄機にて綺麗に汚れを落とします。
下の写真のように、内部ドレン配管に洗浄廃水が詰まらない様に吸引を行いながら詰まらない措置も施しました。
下の写真は洗浄後の熱交換器です。冷却能力が回復し正常に冷風を吐き出す事が出来る様になりました。
この熱交換器ですが清掃を怠り、基盤・圧縮機・ファンなど故障を誘発する事も有り重要なメンテナンスの1つです。
弊社では清掃から更新・点検・不具合対応など一貫して対応をさせて頂きています。
省エネ提案など更新をしなくても対応できる事も多くあります。些細な事でも構いませんので是非ご相談下さい。