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カラー鋼板からガルバリウム鋼板へ食品倉庫屋根の改修工事

施工対象 : 屋根・外壁
施工分類 : その他
施工納期 : 3,4日
業界   : 食品倉庫
修理内容 : 屋根・下屋根の改修工事

Before:   食品倉庫からカラー鋼板(トタン)の経年劣化による問い合わせ

昨年、上部のハフのみを交換されたお客様から、屋根全体の改修工事のご依頼をいただきました。既存の屋根はカラー鋼板で、経年劣化により錆や変色が目立ち、工事してほしいとの依頼でした。

屋根材は、元々カラー鋼板を使用されてましたが、耐用年数や耐食性を考慮し、ガルバリウム鋼板(MSW600)を提案しました。既存のカラー鋼板と比べて、ガルバリウム鋼板はアルミニウム・亜鉛合金メッキにより、高い防錆効果を発揮します。

◆ポイント

カラー鋼板は、低コストで加工性に優れていることから、かつては屋根材として広く普及していました。しかし、近年ではより高耐久な素材が登場したこともあり、以下のようなネガティブな要素が注目されています。

  1. 耐食性が低い: カラー鋼板は、鋼板に塗装を施したものです。そのため、塗装が剥がれたり、傷が付いたりすると、そこから錆が発生しやすくなります。特に酸性雨や塩害の影響を受けやすい 沿岸地域では、錆の進行が早まる傾向があります。
  2. 耐候性が低い: 紫外線や風雨にさらされることで、塗装が劣化し、色褪せや変色を起こしやすくなります。美観を保つためには、定期的なメンテナンスや塗り替えが必要となります。
  3. 断熱性が低い: 金属であるため、熱伝導率が高く、夏は暑く、冬は寒いというデメリットがあります。居住空間の快適性を保つためには、断熱材を併用するなどの対策が必要となります。

これらの要素を考慮すると、カラー鋼板は、初期費用を抑えたい場合や、一時的な建物に使用する場合は適していますが、長期的な耐久性や美観を重視する場合は、ガルバリウム鋼板やSGL鋼板など、より高性能な素材を選択することがおすすめです。

After:   屋根の骨組みから施工

今回の工事では、屋根の骨組み、屋根、下屋根をすべて撤去し、新しいガルバリウム鋼板で貼り替えます。下屋根のサイズはL 2,000(mm)× W25,000(mm)と広範囲に渡るため、耐久性と耐食性に優れたガルバリウム鋼板 (MSW600)を採用することで、長期的なメンテナンスコストの削減を実施しました。

SGL鋼板は軽量で加工性に優れているため、施工性も高く、工期短縮にも貢献しました。今回の工事では、屋根全体の葺き替えに加え、雨樋の交換や破風板の補修も行い、屋根全体の機能を向上させました。

当社では屋根・外壁やその根幹となる骨組み部分から工事が可能です。ご検討の方はお気軽にお問い合わせください。

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施工実績一覧

  • 車庫の新築工事
  • 水汲み場
  • キュアリング倉庫の屋根・外壁新築工事
  • パラペット改修工事
  • 屋根、外壁工事