クーラント内スラッジのろ過装置『かん太郎』
マグネットセパレーターでは取り切れないクーラントタンクのスラッジにお困りのお客様にお勧めしたいのが、バックフィルターによるろ過機「かん太郎」です。
“かん太郎”は、ろ過したスラッジや切り粉をバックのような構造になっているフィルターに貯留して、それ自体を沈殿槽のように使用するユニークな構造のろ過装置です。
メリット
構造がシンプル
・のぞき窓からスラッジのたまり具合が目視で確認できるため、交換のタイミングがわかる
・貯蔵タンクと、架台と、ポンプが一体となった構造となっており、移動・再設置が非常に簡単
お客様の設置場所にあわせて架台のサイズや構造は対応ができるため、お客様の限られたスペースにも効率的に設置が可能です。
メンテナンスフリー
・運用面では、スラッジがたまった際のフィルター交換のみのため、メンテナンスが非常に簡単
・装置から出ているパイプにフィルターをさすだけの簡単施工
・構造が簡単であるため、フィルターつまりや破損など、修理にかかる費用も発生しない
ローコスト
・電気的にはポンプを稼働させているだけであるため、あまり費用は発生しない
・フィルターも1本あたり、数千円程度で、非常に経済的で
本装置を導入していなければ、人力によりスラッジを除去する必要があるため、費用的にも、身体疲労的にも負荷の大きな作業となります。
かん太郎活用のポイント
各種研磨機のスラッジ対策
かん太郎を活用することで、細かな切粉であるスラッジの回収が可能です。
スラッジを改修しなければ、クーラント液内にスラッジが増えていき、様々な悪影響をお呼びしてしまいます。
スピンドルスルー等のツーリング・刃先へのクーラント穴のつまり解消
スラッジ対策を実施していないと、ツーリングや刃先へのクーラント液の供給が不十分になり、刃物の寿命が短くなる、加工面の精度もダウンします。
スクラッチの傷対策
クーラント液内の細かいスラッジを取り切ることで、スクラッチの傷が発生しづらくなります。
スクラッチの傷を抑制することで、加工品質を向上させ、再加工等の手戻りをなくしてトータルコストを低減することができます。
あらゆる加工の仕上げ面精度の向上
スクラッチの傷が発生しづらいの、仕上げ面の精度が向上する。
大手自動車メーカー様や工作機械メーカー様など様々な現場で導入され、効果を上げています。
研磨工程を専門で実施されている業者様から引き合いを頂いた際は、非常に効果が出たと複数台購入いただいた実績もございます。
フィルターの種類も用途とろ過精度(サブミクロン~60μ)にあわせ17種類と豊富にラインナップしています。
かん太郎導入の効果
- クーラント液のスラッジ除去及びクーラント液の腐敗・悪臭の低減用途
- 製品のスクラッチ傷対策
- 仕上げ面精度の向上
- 高圧クーラント装置やスピンドルスルー等のノズル詰りの解消
かん太郎 デモ機貸出サービス
最大ろ過能力60L/minのPSS-4RPB-SUSのデモ機の用意があります。
本体はこちらでご用意いたしますが、消耗品であるフィルターはお買い上げ下さい。
選定にあたっては、フィルター種類別価格表をご参照下さい。
フィルターの選定は用途に合わせこちらからもご提案させていただきます。
本体の設置はホースの取り回し等ございますので基本的にはこちらで出張して据付まで行わせていただきます。
但しポンプ(180W)の動力に三相 200V の電源が必要ですので、ご用意願います。
(電気 2 次側接続は御社にてお願い致します)
基本的な試用期間は約 1~2 ヶ月程度とさせていただきます。(期間延長が必要な場合はご相談下さい。)
バックフィルターでどれだけろ過できたか、液の状態がどのように変化するかを実際に運用いただいた上でご確認下さい。
かん太郎の貸出をご希望されているお客様は、貸出依頼書をお送りさせていただきます。
製品の詳細なご説明もあわせて実施いたしますので、お気軽にご連絡ください。