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工場内「消火器」点検の重要性

工場内「消火器」点検の重要性

工場内の様々な場所に設置されている「消火器」ですが、倉庫・工場における設置にかんして、消防法で消防設備の設置義務があることはご存知でしょうか。

倉庫や工場で火災が発生してしまうと、保管している物品や、使用している高額な設備に多大な損害が生じてしまいます。

万が一、火災が発生した場合でも、即座に消火活動を実施し、被害を最小限に抑えるためにも「消火器」はなくてならない、重要な消防設備となります。

消火器の設置義務

消火器は設置する対象物によって設置基準が変わります。簡単に、ご説明させていただきます。

〇延面積に関係なく設置しなければならない建物
一例)劇場、映画館、演芸場、観覧場、キャバレー、カフェー、ナイトクラブ

〇延面積150㎡以上の建物
一例)公会堂、集会場、百貨店、マーケットその他の物品販売業を営む店舗又は展示場、旅館、ホテル、宿泊所その他これらに類するもの
※一定数量以上の危険物、指定可燃物を貯蔵し取り扱うもの及び地階、無窓階又は三階以上の階で床面積が50㎡以上のものについては、左欄の規定にかかわらず設置が必要です。

〇延面積300㎡以上の建物
一例)小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、高等専門学校、大学、専修学校、各種学校その他これらに類するもの
※一定数量以上の危険物、指定可燃物を貯蔵し取り扱うもの及び地階、無窓階又は三階以上の階で床面積が50㎡以上のものについては、左欄の規定にかかわらず設置が必要です。

詳細は、消防法施工例第10条 をご参照ください。

 

設置上の注意

消火器は単純に設置するだけではなく、設置上の注意を守って適切に配置することが重要です。

①通行又は避難に支障がなく、必要時にすぐに持ち出せる場所に設置すること。

②消火器は各防火対象物・部分から歩行距離20m以下(大型消火器は30m以下)になるよう設置し、各階ごとに設置すること。

③床面からの高さ1.5m以下に設置し、「消火器」の標識を見やすい位置に付けること。

④地震や振動で消火器が転倒、落下しないように設置すること。

⑤高温・多湿場所は避け、消火薬剤が凍結、変質又は噴出するおそれの少ないところに設置すること。

⑥6か月に1回以上は外形を点検する。

 

消火器 使用・保管上の注意

消火器は材質や、安全率等を基に使用期限が定められています。

消火器ごとに本体に使用期限等が表示してありますので、定期的な確認が重要となります。

業務用消火器

「設計標準使用期限」と表示されています。使用期限は、おおむね10年間です。

住宅用消火器

試用期限(期間)はおおむね5年です。

※住宅用消火器は、薬剤の詰替えが出来ない構造となっているため、消火器自体の取替が必要です。

使用済み・期限切れの消火器の廃棄

使用済み、使用期限の切れた消火器は適切な手順で廃棄することが求められます。

市区町村では回収ができませんので、販売元へ連絡する必要がございます。

 

当社であれば、消火器の廃棄・回収から、設置場所に適した最適なメーカー・消火器のご提案が可能です。

工場内の消火器でお困りごとをお抱えのお客様がおられましたら、ぜひ当社にご連絡ください。