Produced by
コンプレッサー修理・交換の判断基準とは?兆候を見極め故障を防ぐ
コンプレッサー修理・交換の判断基準とは?兆候を見極め故障を防ぐ
「最近、音がうるさい」「エア圧が安定しない」といった不安はありませんか?本記事では、コンプレッサーの寿命診断から、突発的な故障を防ぐメンテナンス方法、修理と交換の適切な判断基準までを網羅的に解説。安定稼働とコスト削減を両立するためのプロの知見をお届けします。
コンプレッサーの役割と重要性

コンプレッサー(空気圧縮機)は、大気を吸入・圧縮してエネルギー源となる「圧縮空気」を生成する装置です。エアツールの駆動、機械の制御、塗装、清掃など、製造現場のあらゆる工程で利用され、まさに「工場の心臓」としての役割を担っています。この供給が止まれば工場全体が機能不全に陥るため、常時安定した稼働状態を維持することが、生産管理において極めて重要です。
コンプレッサーの寿命と耐用年数

一般的なエアコンプレッサーの寿命は、適切なメンテナンスを行っている場合で10年〜15年程度が目安とされています。ただし、これはあくまで平均的な数値であり、24時間稼働の現場や粉塵の多い環境など、使用条件によって耐用年数は大きく変動します。
寿命に影響を与える主な要因
コンプレッサーの寿命を左右するのは、「定期的なメンテナンスの実施状況」「設置環境(温度・湿度・粉塵)」「負荷率(稼働時間と停止時間のバランス)」の3点です。特にオイル管理の不備は致命的な劣化を招きます。
寿命を延ばすためのメンテナンス・対策
コンプレッサーを長持ちさせる鍵は、故障してからの「事後保全」ではなく、計画的な「予防保全」にあります。定期的に消耗部品をケアすることで、内部の摩耗を最小限に抑え、新品に近い性能を長く維持することが可能になります。
具体的なメンテナンス方法
- フィルター・オイル交換:3,000時間毎のオイル交換とフィルター清掃・交換は必須。内部摩耗を防ぎます。
- ドレン(水分)排出:タンク内の水分除去はサビや腐食防止に不可欠。オートドレントラップの導入も有効です。
- 日常点検の実施:異音、振動、温度、油量の目視確認。早期発見が大規模な故障(修理費増)を防ぎます。
故障の前兆?寿命・劣化の判断基準
異音・異常振動の発生
「ガタガタ」「キンキン」といった金属音や、以前より大きくなった振動は、ベアリングや圧縮機本体の内部摩耗が進行している危険なサインです。
吐出圧力・流量の低下
設定圧力まで上がらない、エアの使用量は変わらないのに圧力が維持できない等の症状は、圧縮能力の低下や内部リーク、吸込弁の不具合を示唆しています。
消費電力(電流値)の増加
経年劣化により圧縮効率が落ちると、同じエア量を作るために余分な電力が必要になります。電気代の急増は、機器内部の深刻な劣化を示す警告です。
オイル上がり・漏れ
吐き出されるエアにオイルが混入する「オイル上がり」や、本体周辺への油漏れは、オイルセパレーターの機能不全やシール部品の破損が原因です。
交換時期の目安と使用継続のリスク
寿命目安(10〜15年)を超えたコンプレッサーを使い続けることは、いつ止まるかわからない爆弾を抱えているのと同じです。部品供給が終了し修理不能になるリスクや、効率低下による無駄な電気代(ランニングコスト)の増大を考慮すると、頻繁な修理が必要になった段階で、最新の高効率機への「計画的な入れ替え」を検討すべきです。
寿命を延ばすための運用上の工夫

運転制御による負荷軽減
不要なアイドリング運転を避け、エアを使用しない時間帯は確実に停止させるなど、稼働時間を適正化することで、部品の摩耗スピードを遅らせることができます。
圧力設定の最適化
必要以上に高い圧力設定は、コンプレッサーに過剰な負荷をかけ、電力の無駄遣いにもなります。現場で必要な最低限の圧力に設定を見直すことが重要です。
管理体制と記録の徹底
「いつ、誰が、何をしたか」というメンテナンス履歴を台帳で管理しましょう。定期整備の抜け漏れを防ぎ、次回の整備時期を予見することが長寿命化への近道です。
台数制御と予備機の活用
複数台のコンプレッサーを導入し、交互運転や台数制御を行うことで、1台あたりの負荷を分散させます。予備機があれば、万一の故障時も生産を止めずに済みます。
コンプレッサーの修理・工事事例
コンプレッサー・タンクの移設工事

部品加工業のお客様より、工場移設に伴うコンプレッサー等の搬出入をご依頼いただきました。事前の現場調査で最適なルートを選定し、機器の損傷や遅延の不安を解消して施工。増設分には管理負担を抑えるアネスト岩田製品を提案しました。搬送作業だけでなく、事前の確認や現場への配慮を含め、大変ご満足いただいた事例です
レシプロコンプレッサーのオーバーホール

測定器メーカー様より、工場の重要設備であるコンプレッサーの故障を懸念し、メンテナンスのご依頼をいただきました。当該機は以前、環境や使用頻度に合わせて当社が選定・導入したものです。今回はフィルター交換等を実施。このように当社では、最適な機種の新規選定から導入、その後の修理・整備まで一貫した対応が可能です。
コンプレッサーのトラブル解決・修理ならマッツにおまかせください
「急にコンプレッサーが止まった」「修理か買い替えか迷っている」「工場のエア配管も直したい」。そんなお悩みは、製造現場を知り尽くした当社にご相談ください。緊急時の対応から、中長期的な保全計画の立案まで、お客様の工場の安定稼働を全力でサポートいたします。まずはお気軽にお問い合わせください。