ロボドリル天井カバーの設置

Before:   ロボドリル　天井カバー未設置によるオイルミストの飛散

従来からお取引のある半導体部品加工のお客様から、ロボドリルの天井カバーの設置のご相談を頂きました。

工場内に複数のロボドリルを設置して製造を行われているのですが、その中の複数台の天井カバーの設置がなく、加工時にクーラント液のオイルミストが飛散してしまい、工場内の環境悪化の要因になっているとお困りでした。

オイルミストは吸ったり、皮膚に付着することで呼吸器系の疾患や皮膚疾患を引き起こすリスクがございます。元々アレルギー性の疾患をお抱えの従業員様にとっては重大な労働災害につながりかねない問題となります。

After:   ポリカボネート製の天板設置による付加価値提案

当社より、採寸　→　製作　→　設置まで一貫して対応させていただきました。

テーブル幅が広い機械やハイコラムの機械などが複数台ございましたので、それぞれを採寸して隙間が出ないようにアルミフレーム組にて設計いたしました。

ロボドリルに設置されていた既存の天井カバーは金属製で照明の光を通さないため機内が暗く、加工状態の確認や工程変更、メンテナンスの際に見えづらいといったお悩みもお抱えでしたので、当社からは天板に透明なポリカボネートを使用し製作をさせて頂きました。結果、天井照明を通し、機内が明るくなったと喜んでいただいております。

透明なポリカボネートは汚れが目立ちやすいとお考えのお客様もおられますが、本工程は見た目よりも機内の明るさを優先されたいとのことでしたので、ポリカボネートでも問題ないと判断し、ご提案しております。

設置の際も上下する主軸に干渉しないようにシーリングを行い、設備の能力を損なうことなく、施工が完了しております。また、メーカーオプションの後付は作業費等含めたコストがどうしても割高となるため、今回のご提案でトータルコストを大幅に下げることができました。

本事例のように、既存設備に対するカバーの設置など付加価値をつけてご提案させていただくことが可能です。
工場内の設備にお困りごとをお抱えのお客様がおられましたら、ぜひ当社にお声かけください。