クリーンブースエアー循環装置工事

Before:   梅雨時のクリーンブースの湿度が高く製品品質に悪影響

従来からお取引のある部品加工業のお客様より、クリーンブースの湿気対策でご相談を頂きました。

こちらのクリーンブースは、以前当社にて納入・設置をさせて頂いたものです。

梅雨時の湿度が高くなったタイミングで、クリーンブース内のエアコンでは除湿しきれず、 クリーンブース内で製作している製品に悪影響を及ぼしてしまっているとお困りの状況でした。

クリーンブースとは、空気洗浄度が確保された部屋（作業空間）のことです。
アルミフレームとビニールシート等で対象区域を覆い、 天井にファンフィルターユニットを設置して、天井から浄化されたクリーンな空気を供給し
ビニールシートと床の間の隙間からクリーンブース内の空気を排出し、空気洗浄度を維持する設備です。

今回は、標準仕様でご発注を頂いておりましたので、上記に記載した通り、
ブースしたに10cm程度の隙間があいていたのですが、梅雨時はファンフィルターユニットだけでは 除湿が不十分な状況でした。

After:   循環措置設置による湿度対策とランニングコストの低減

当社にて現地確認を実施し、排気用エアー設置による、クリーンブース内の空気の循環システムを提案させていただきました。

従来は、ブース下の隙間から排気を行っていたのですが、ブース下の隙間を埋めて排気用エアーを設置することで クリーンブース内の綺麗な空気を循環し、空気洗浄度を維持することが可能です。

結果として、湿度の課題を解決し、クリーンブースとして求められる作業環境を実現することが出来ました。

また、クリーンブース内の綺麗な空気を循環させるため、浄化前の外気を取りこまず フィルターの持ちが格段に改善されました。

循環装置設置前に実施されたフィルターの交換工事では、数百万円と高額な費用が発生していたため、
今回の工事によってフィルターの交換周期が長くなれば、コスト的にも大きなメリットが生じます。

クリーンブースの豊富な設置実績を持つ当社であれば、標準仕様で設置した後の お客様の使い方に合わせた改善提案が可能です。

品質に大きな影響を与えるクリーンブースを改善することで、 製品品質が安定するのみならず、コスト的なメリットを実現した実績もございます。

クリーンブース・クリーンルームでお困りごとをお抱えのお客様がおられましたら、 ぜひ当社にお声かけください。