クーリングタワー異音発生！即日対応で生産ラインを1日で復旧

Before:   クーリングタワーから「羽根が何かに当たるような異音」がする…

ブレーキ＆パーツクリーナーを製造するプラントメーカー様より、新規でのお問い合わせをいただきました。

クーリングタワーから「羽根が何かに当たるような異音」が発生し、装置を停止せざるを得ない状況に。

しかも、このクーリングタワーは製造ラインにおける蒸留塔の冷却に使用されており、稼働停止がそのまま生産停止に直結しているとのことでした。

「とにかく動かせるように応急処置でもいいから対応してほしい」という緊急のご依頼に対し、当社ではご連絡をいただいたその日のうちに現場確認を実施しました。

 

After:   

現場確認の結果、異音の原因はプロペラシャフトのベアリングユニットの破損でした。
経年劣化によりベアリングのボールが摩耗・脱落し、羽根が偏心して本体に接触していたのです。

 

本来であればベアリングBOXごとの交換が必要ですが、日立空調システムは既に撤退しており、代替部品の手配には時間がかかる状況でした。
そこで当社では、破損したシャフトに現場で肉盛溶接を施し、ベアリング圧入が可能な状態に修復するという応急対応を提案。

 

その結果、当日中に無事修理を完了し、生産ラインを再稼働させることができました。
この即応力をご評価いただき、半年後には新規クーリングタワーの入れ替え工事のご依頼もいただくこととなりました。

 

今回は、撤退メーカーの設備という制約の中でも、溶接による再成形という柔軟な対応策で即日復旧を実現しました。

老朽化した冷却設備や突発的な故障でお困りの際も、部品調査・応急修理・代替提案まで一貫して対応いたしますので、ぜひ一度ご相談ください。