Produced by  

減速機

ここでは、減速機に関する施工サービスの説明をしております。

概要・特徴

減速機とは、モーターなどの原動機の出力回転数を、原動機の用途によって必要な回転数に減速させる装置のことです。減速機の内部には平歯車やはすば歯車などの歯車機構があります。また出力軸は、用途に合わせて平行軸や直交軸などの種類があります。

注意すべきトラブルとその前兆

① 内部からの異音発生

② グリス漏れの発生

③ 軸部の異常振動の発生

減速機における注意すべきトラブルやその前兆は、主にモーターと同様です。減速機内部にもモーターがあるため、モーター内部での異音発生はベアリングの摩耗や損傷が考えられます。またグリスが漏れている場合も、減速機の故障を招く恐れがあります。さらに軸部で異常な振動が発生している場合も、モーター停止などのトラブルの前兆になります。

トラブルが与える影響

① ベアリングや歯車の損傷による減速機の能力低下

② 歯車への給油不足による減速機の寿命低下及び故障

③ 軸破損によるモーター停止

上記のような前兆が見られるまま使用すると、減速機に様々な影響を及ぼします。まず異音が発生しているまま減速機を使用すると、ベアリングや歯車のさらなる摩耗や損傷を招き、減速機の能力低下につながります。またグリス漏れは、歯車への給油不足となるため、減速機の寿命低下や故障を招きます。さらに、異常な振動が発生している場合は、軸ブレによる軸の破損につながり、モーターの突然の停止が発生する可能性があります。

よくあるトラブルの対処法

① ベアリングの交換、歯車の交換および噛み合わせの確認

② オイルシール、パッキンの交換

③ 軸の調整及び交換

これらのトラブルの発生原因は、主に交換作業によって解決されます。まず減速機内部から異音が生じた際は、モーター内部のベアリングの交換や、歯車の噛み合わせ確認をする必要があります。また、グリス漏れに対しては、オイル漏れ対策のオイルシールやーパッキンの交換作業により解決されます。さらに軸ブレに対しては、軸自体の交換や調整で対処することができます。これらの作業は、減速機の分解、オーバーホールが必要になります。