短時間粉体混合機：レーディゲミキサー　メンテナンス

Before:   30年使用されているレーディゲミキサーの修理・メンテナンスの検討

当該レーディゲミキサーは工場立ち上げ時から約30年にわたって食品粉体を混ぜ合わせのために使用しています。30年にわたって大きなトラブルもなく稼働しており、モーターやショベルなどの交換もすることなく、ほぼノーメンテで長年使用できていました。

そんな中でで、拡販腕を止めている1本のボルトがポロっと折れてしまいました。金属疲労や経年劣化を考えた時に、他のボルトが取れる前に簿用保全を目的として、全ての攪拌腕のボルト交換することに。お客様の社内の人員での交換も検討しましたが、交換途中でボルトが折れてしまえば、 ボルト交換ができなくなる恐れがあるため、安全のためテクノ・バークシャーご依頼いただきました。

※ レーディゲミキサーとは短時間精密混合機のこと。ドラム内のシャベルが回転することで、内容物を撹拌することができます。

After:   レーディゲミキサーのーボルト交換の実施

　横型ドラムを開け、実際に攪拌腕を外そうとしてみると、ドラム内に固着物が多く付着しいました。そのため目的のボルトを外す作業は思いのほか時間がかかってしまいました。また30年の時間と共に、ボルトの数本はｍ頭からスパッとねじ切れてが起こっており、撹拌腕の固定が弱まっていました。幸いにも大きな問題となっていませんでしたが、もし撹拌中に外れているとレーディゲミキサー本体に傷がつくことも考えられます。

今回はドラム内の固着物をグラインダーでそぎ落として清掃し、内部の清掃を入念に行い、改めてボルト交換を実施、締結部品以外は非常に状態も良好であり、まだまだレーディゲミキサーの役割である短時間での精密混合をしっかと行えそうです。