バーチレーター 補修工事

Before:   バーチレーター支柱亀裂

飲料工場のお客様から倉庫内バーチレーターの支柱に亀裂が入っており、その補修工事をテクノ・バークシャーでできないかとのご連絡をいただきました。 設置されているバーチレーターは、その本体サイズや機械の構造から、簡単に入れ替えが難しい機械装置です。ご相談いただいたバーチレーターは、メーカーによる保証期間（オーバーホールなどのアフターメンテナンス期間）も過ぎているものでした。また、食品工場の生産計画から工事期間1日間しかない点、工場内での火気の使用条件が厳しい（ 火花が出にくい方法）点が、今回の補修工事をより難しくしていました。

※バーチレーターとは、”エスカレーター コンベアー”とも呼ばれ、垂直方向に搬送する装置です。縦に伸びた装置内で、搬送対象物を素早く垂直移動をさせることができ、省スペースでフロアー1・2回分の移動が可能。水平方向のコンベアと組み合わせて使用されるがケースが大半です。可搬能力も高く一般的な業務用エレベーターと比較して数倍の搬送効率があるとされています。

After:   亀裂箇所を溶接による補修で強度を改善

該当バーチレーターの搬送能力を今後長期間にわたって維持するために、亀裂が入っている箇所を補修し、十分な強度を保つことを実施。そのために、火気の使用に制限があるため、比較的火花が出にくいTIG溶接での補修を提案。バーチレータに発生している亀裂箇所に対して、強度を上げるためにパッチ当てでのTIG溶接実施。最後に支柱ラック色の白色に塗装しました。 亀裂箇所は計３か所ありましたが、施工時間も１日間で無事に完了いたしました。