熱交換器 交換/リプレイス　工事

Before:   蒸気漏れが発生し熱交換効率が劣化した既存のシリンダー式熱交換器

今回テクノ・バークシャーにお問合せいただきました食品工場では、もともと製品の殺菌用としてシリンダータイプの熱交換器を使用されていました。生産ラインが変更となる中、現在ではこのシリンダー式の熱交換器を定置洗浄用として使用。使用をする中で、熱交換器から蒸気漏れの発生が確認され、熱交換効率が悪くなっていました。熱交換効率が悪くなった影響により、定置洗浄に使用する本来の温度に達するまでの時間が長くなる現象が発生し、エネルギー消費や生産活動への影響を懸念する事態となっていました。

既存のシリンダー式熱交換の修理も検討されたのですが、修理費用や修理後の熱交換効率の確認などを行った結果、プレート式熱交換器のリプレイスの相談をいただき、テクノ・バークシャーが食品工場で実績のある株式会社アルファ・ラバルのプレート式熱交換器を提案。アルファ・ラバルのプレート式熱交換器を設置する技術者様を現場に同行した上で、新たな商品を提案させて頂きました。

After:   

現場確認を経てテクノ・バークシャーからアルファ・ラバル製のガスケットタイププレート式熱交換器（型式：T5-MFG）を提案。この熱交換器はメーカー仕様では、熱交換は100kW、1次側を80℃⇒70℃、2次側を5℃⇒60℃の性能があり、お客様に採用承認をいただき、既存のシリンダー式熱交換器から上記プレート式熱交換器へのリプレイス工事を実施。

工事1日目に既存のシリンダー式熱交換器を取外し、新規のプレート式熱交換器の取付た上で、大まかな配管設置まで完了。そして、2日目に配管固定から保温ダクトの設置、実際に試運転を行い問題がないことを確認した上で工事完了となりました。

アルファ・ラバル製の熱交換器へ変えた結果、定置洗浄時間が従来と比較して30～40分短縮することができました。それにより蒸気使用量も削減。悪くなっていた熱交換効率も大幅に上昇したことも間違いありません。生産現場に設置さてた熱交換器本体のサイズも小型化になり、アルファ・ラバルという熱交換器のパイオニアメーカーは、アフターパーツやリコディショニングサービスも充実しているため本製品を長期にわたってお使いいただけると思います。