クーリングタワー　部品交換

Before:   異音発生。散水装置の一部が充てん層に接触している状況

不定期でクーリングタワーのメンテナンスを実施されている製缶製造業様から、異音が発生していると連絡をいただきました。

異音が発生しているクーリングタワーを確認すると、本体内部に設置されている散水パイプが本体と接触しているため、異音が発生していました。よくよく見ると散水パイプが傾斜している点、パイプの向きが反転していた点、スプリンクラーヘッドに摩耗の発生を確認。この状態で使用を続けていると、水の温度を下げる役割を果たす充てん部分にも損傷する可能性もあり、可能な限り早期の修理対応がクーリングタワーの機能を保護することにつながります。

After:   予算と時間を加味して、最低限の部品交換で機能復旧へ

このようなクーリングタワーに異音が発生した場合、その該当部品を交換することが一般的です。ただし、今回のお客様のケースでは、スプリンクラーヘッドの摩耗原因である立上りパイプとスプリンクラーヘッドを交換が推奨されます。

ただし、今回はお客様のご予算と時間の都合上、スプリンクラーヘッドだけを交換することになりました。散水パイプは交換したスプリンクラーヘッドに再度取付、散水機能に問題がないことを確認。クーリングタワーの冷却機能としては大きな問題がないと予想できるるため、今回はこれで工事を完了。

本来であれば、クーリングタワーの主要部品を一通り交換した方が、設備の長寿命化につながりますが、何か問題が発生した場合には、地域密着型の強みを活かして、テクノ・バークシャーが早期に修理対応を実施することにになりました。本クーリングタワーは設置後に年数も立っているため、主要部品の交換や本体のリプレイスの提案も行いました。