安全柵設置工事

Before:   安全対策不足

お客様の自動化設備に付属するコンベアに対して、作業者が容易に接近できてしまう設計となっておりました。そのため、作業者の方がコンベアに近づいてしまった際にコンベアで搬送中の製品(800~1000kg)と衝突し、挟まれてしまう事故が発生しました。
この事故以降、お客様社内の安全対策として、今後に向けた 再発防止のため、作業者が物理的にコンベアの近くに侵入できないように安全柵を設けてリスクを減少することを検討しておられました。

こちらの件に関してお客様からご相談をいただきましたので、テクノバークシャーにて安全柵のレイアウト設計と安全柵の設置についてご提案をいたしました。

After:   他拠点へのモデルケースとして実施

従来は作業者がメンテナンスを行う際にコンベアに接近できてしまうというレイアウトでした。この点が非常に危険であるとのご相談を受け、コンベアとコンベアの間にも柵を設けることにしました。これにより、作業者がメンテナンス作業中に移動できないようになり、安全性が向上しました。

また、レイアウト設計を徹底的に突き詰めた結果、コンベア搬送中の製品に手が届かないように隙間なく安全柵を設置したため、監査員からも高い評価をいただきました。現在、同様のコンベア設備を保有している近隣の3つの工場にも同様の展開を検討し、安全性の向上を進めています。将来的にはさらなる安全策としてライトカーテンを追加設置する予定で、全87か所に設置し、同様の作業者による事故が発生しないように徹底的な安全対策を行っています。

テクノ・バークシャーでは、既存設備への安全柵設置に対応しています。過去に怪我や事故に結びつくことがなかった設備であっても、慣れない作業者や新人作業者が作業を行う際に思わぬ事故が発生する可能性があります。作業者が不要な自動設備であっても、メンテナンス時などに手作業が必要となるため事故のリスクは存在します。既存設備への安全柵についてお悩みの際は、お気軽にご相談ください。