溶接ヒューム排気ダクト取替

Before:   溶接ヒューム対策の依頼

既設の溶接ヒュームダクトのフレキシブルダクトに溶接ヒュームの粉塵がたまり、重みでダクトが落下した。スパイラルダクトをスパイラル管に取り換える作業を２ケ所してもらえないか問い合わせがあった。

「溶接ヒューム」が、労働者に神経障害等の健康障害を及ぼす恐れがあることが明らかになり、労働安全衛生法施行令、特定化学物質障害予防規則（特化則）等を改正し、新たな告示を制定しました。特定化学物質(第2類物質)に追加されることが令和2年4月22日に公布および告知され、令和3年4月1日から施工されました。また、令和4年3月31日までを猶予期間として設けているため、この期間内に溶接ヒューム対策をすることが望まれます。

 

After:   溶接ヒューム対策としてスパイラス管の取付を実施

ダクト工事業者と同行し現場の確認と作業内容を打ち合わせをし、見積もり、お客様と日程を調整し、フレキシブルダクトを取り外し、新しいスパイラス管を加工し取り付けた。

今回の法改正に伴う溶接ヒューム対策としては、下記のような対策が挙げられます。

①粉塵が飛散しにくい形にする

②局所排気装置を使用し粉塵を取り除く

③全体換気を行い粉塵を薄める

今回の施工では①の粉塵が飛散しにくい形にするという対策を実施しました。

その他の対策も可能ですので、溶接ヒューム対策にお困りの方は当社にお気軽にお問い合わせください。