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UPS(無停電電源装置)

ここでは、UPS(無停電電源装置)に関する施工サービスの説明をしております。

概要・特徴

無停電電源装置とは内部にバッテリーを搭載し、停電・瞬停の場合でも負荷側の機器に対して安定的に電源を供給することが出来る機器です。設備の予防保全としての重要度が高い機器になり、災害時など万が一の際には必要不可欠な機器となっています。バッテリーを搭載しているために、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。

注意すべきトラブルとその前兆

① 基本的にはケース外部から判別不能

② 冷却ファンからの異音冷却空気導入口で埃の体積

③ 機種によりパネル前面LEDでの警告表示

UPS(無停電電源装置)のトラブルやその前兆は、筐体によって覆われているため、基本的に外見からの判別が難しいです。まれに、劣化したバッテリーが膨張することがありますが、そうなっている場合には早急にバッテリーの交換を行わないと危険です。また、冷却導入口にて埃が堆積していることも散見されますが、その場合、当然ながら機械やバッテリー等の冷却が出来ませんので、バッテリーの寿命を縮めるばかりか、基盤の故障を招く場合がありますので、早急に清掃しなければなりません。

トラブルが与える影響

① 停電時に無停電電源装置から電源供給できない

② 生産ラインに接続している場合ラインが停止してしまう

③ UPS内部の発熱により基盤部品が劣化してしまう

UPS(無停電電源装置)が故障したからといって、すぐに業務に甚大な影響を及ぼすことはありません。しかしながら、メンテナンスを怠っていたがために、災害等の有事の際に、無停電電源装置を起動・運用することが出来ず、電源供給の手段が得られないのでは、無停電電源装置を導入した意味がありません。この場合、例えばパソコンに接続していた場合、データのバックアップが取れずに、重要なデータを焼失してしまったり、生産ラインに接続していた場合は、ライン停止が発生し、甚大な生産ロスが発生してしまうリスクが発生してしまうのです。

よくあるトラブルの対処法

① 劣化した部品の交換

② 定期的な清掃

③ 保守部品の清掃・点検・交換

これらのトラブルの発生原因は、定期的な保守・メンテナンスで十分に解決可能です。具体的には、劣化したバッテリー、異音のする冷却ファン、変形し始めたコンデンサの交換はもちろんのこと、冷却ファンや吸い込み口、UPS内部に埃が堆積している場合には、清掃を行い除去をすること。さらには、消耗部品であるバッテリーや、基盤部品等も点検・清掃を行い、必要があれば、交換を行うことも推奨いたします。このようなメンテナンスを行うことで、有事の際に電源を供給できないリスクを大幅に抑えることが可能です。