工場内で取り組むべき安全対策とは?
工場内には、様々な危険が潜んでいます。そのため、工場内での事故は日々、全国各地で起きてしまっております。
危機意識の高まりから年々、事故件数は減少してきておりますが、
事故は無くならないものです。
工場での事故が未然に防ぐための対策としては、工場の安全対策があげられます。
皆様の工場でも、事故を防ぐための安全対策をいくつかされているかとも思います。
今回は、栃木県内で多数の安全対策工事を実施している伸和商事より工場の事故を減らすためにどのように安全対策を取ればよいのか、
弊社が実施させて頂いた事例をご紹介しながら、解説いたします!
〇工場内で発生する事故の種類
労働災害については、厚生労働省が毎年、統計を発表しています。
その統計の中で、事故の種類が分類されております。
製造業で、多い事故の種類は、
- 挟まれ・巻き込まれ
- 転倒
- 動作の反動・無理な動作
- 墜落・転落
- 激突・激突され
が非常に多くなっております。
他にも、感電や有害物質との接触などによる事故も発生しております。
〇事故が起こる原因とは?
事故が起こる原因は、つまるところヒューマンエラーにあります。
要するに、ヒューマンエラーが起こりやすい環境では、事故が発生しやすいということが言えます。
具体的には、安全対策が不足していたり、劣悪な職場環境は、ヒューマンエラーが起こりやすいと言えるでしょう。
ヒューマンエラーが起こってしまうことを前提に、工場内にどのような事故が発生するリスクがあるのかを把握し、適切にリスクを低減するための安全対策を講じる必要があります。
また、長時間労働など、集中力を極端に低下させてしまうような就業環境も
事故を防ぐためには、改善が必要だと言えます。
〇事故を未然に防ぐ安全対策について
事故が発生してしまうのは、安全対策の不足によるヒューマンエラーだと説明いたしましたが、
具体的にどのような安全対策がとれるのか、ここではお伝えいたします。
ミスを減らすように訓練をする
- 5S活動
- 言わずと知れた5S活動ですが、改めて各要素を見直し、従業員と目的を共有、ルール化することで、職場環境の改善に繋がり、安全性も確保できます。
- KYT
- KYTとは、危険(Kiken)予知(Yochi)訓練(Training) の頭文字を取った造語で、危険を予知する力と解決能力を高めるために行う訓練のことを言います。
これらは、従業員の意識に働きかけることで安全対策を行うものです。
ヒューマンエラーは、いくら意識しても、起こる時は起こってしまうものです。
もちろん、意識的に安全対策を講じることは意味がありますので、
それと加えて、事故が発生しづらい環境を作りだすことで、
より安全な環境へとすることができます。
安全な環境を創り出す
これは、できるだけ危険となる状況を排除する取り組みと言えます。
具体的には、
フェンスで感電の恐れのある場所を囲ったり、
巻き込み危険のある機械やロボットをパーテーションで仕切るなど、
危険と人を物理的に遮断することで、事故の危険は低減されます。
また、衝突の危険を避けるために人車分離をする方法もあります。
人車分離については、下記記事にて詳しく解説しております。
〇弊社が施工した安全対策の事例のご紹介
スチールフェンス設置工事
本事例は、栃木県のとある非鉄金属製造工場にて、歩行者とフォークリフトの接触を防ぐ目的で、スチールフェンスを設置した事例です。
フォークリフトや車両の通行が多い製造業の工場では、安全対策として人車分離工事をすることが多いです。今回は、工場の出入り口17か所にスチールフェンスを設置したいとのことでした。
作業員の目につきやすいように黄色のフェンスをご提案しました。
本事例の施工におけるポイントは、
利便性のため、抜き差しができるようにしたこと、フォークリフトがカーブできるようにフェンスの向きを歩行者通路に寄せている事になります。
床の塗装工事
本事例はとある製造業のお客様より人車分離のための塗装工事のご相談をいただきました。
作業者とフォークリフトなどの車両のエリアを床塗装による色分けをご相談をいただきました。
お客様の工場内の現場調査を実施し、最適な塗料を検討いたしました。
今回は、一般的な工場でよく使用され、耐摩耗性に優れた塗料を選定し、施工いたしました。
塗装後には、ボールとベルトを設置し、パーテーション化(仕切り)のご依頼をお受けしました。
〇まとめ
栃木工場工事・修理メンテナンス.comを運営する株式会社伸和商事では、
様々な安全対策のための工事を行っております。
記事内でご紹介した事例のようなスチールフェンスの設置から、パーテーション化や床塗装などの安全対策工事を承っております。
工場内の安全確保を見直したいなどのご要望をお持ちの方は、お気軽に当社までお問い合わせください。