省エネ・CO2削減を実現する高効率伝導【平ベルト駆動システム（HFDシステム）】

工場内の送風機などのファンモーターの駆動システムとして用いられるVベルトは、消耗部品のため、
定期的な交換などのメンテナンスが必要です。

メンテナンスをしないと、Vベルトが摩耗し、伝達効率が悪くなり、電気代の高騰などにもつながってしまいます。

ですが、Vベルトにはカバーがついており、状態がわかりづらいため、
メンテナンスがあまりなされていないのが実情です。

そこで、Vベルトよりも高効率で、圧倒的な高寿命でメンテナンスフリーな
平ベルト駆動システム：ＨＦＤシステム（バンドー化学株式会社）をご紹介いたします。

HFDシステムの特徴

平ベルト駆動システム（以下HFDシステム）は、
平ベルト・蛇行制御デバイス・オートテンショナを組み合わせてシステム化することで、
従来のVベルト方式よりもさらに高い伝動効率や長寿命などを可能にしました。

主な特徴は以下の通りです。

省エネルギー

HFDシステムは、その高い伝導効率から省エネ効果を発揮します。
使用条件や環境によって削減レベルは異なりますが、Vベルト比で消費電力を中型で平均7％削減、大型で平均5%削減が可能です。

▽▼下記、省エネ検証例です。▼▽
２２kW送風機のＢ形４本掛け省エネＶベルトを平ベルト２０mm幅１本掛けで対応。（稼働時間：２０h/日，稼働日数：２００日/年間）

＜省エネ効果＞削減消費電力約１．６kW　電力料金１5円/kWh
金額効果：１5円×１．６kW×２０h/日×２００日/年≒9６,0００円（年間コスト削減額）

＜ＣＯ２排出削減量＞ＣＯ２換算係数＝０．５12kg-ＣＯ２/kWh
削減量：０．５12×１．６kW×２０h/日×２００日/年≒３,277kg（年間ＣＯ２排出削減量）

メンテナンスフリー＆長寿命

平ベルトは、厚みが薄い為、プーリに巻きついたときの曲げ歪の影響が小さくなります。
そのため、逆曲げ屈曲の影響を受けても Vベルトに比べ寿命が約３倍 になります。
また張力付与機構により、従来Vベルトで生じていた張力低下がなく常に必要張力付近の張力を維持することが出来るため、
メンテナンスフリーであり、且つ寿命向上に繋がります。