コンプレッサーの更新

Before:   

今回のお客様は、長年にわたりアネスト岩田製のスクロールコンプレッサー（ドライヤ付）をご愛用されていました。しかし、経年による性能低下や、万が一の故障による生産ラインへの影響を懸念され、更新をご検討されるに至りました。更新にあたっては、できる限りコストを抑えたい、そして生産への影響を最小限にするため工期を短縮したいというご要望がございました。

After:   

弊社では、お客様のご要望を詳細にヒアリングさせていただき、既存設備を最大限に活用することで費用と工期を圧縮する更新プランをご提案いたしました。

まず、後継機である最新のアネスト岩田製スクロールコンプレッサー（ドライヤ付）を選定するにあたり、既存機と更新機の取付寸法がほぼ同一であることを確認いたしました。これにより、大幅な配管変更工事を不要にすることで、関連費用を大きく削減できることができました。

次に、現地調査の結果、既存のエアータンクの状態が良好であったため、無理に新品へ交換するのではなく、既存タンクをそのまま流用するというご提案をいたしました。これにより、機器費用だけでなく、関連する撤去・設置作業費も効果的に削減できました。これらの工夫により、作業工程を大幅に簡略化し、撤去から搬入、設置、配管接続、試運転までの一連の作業を、わずか半日程度で完了させる効率的な作業計画を立案することが可能となり、お客様の生産活動への影響を最小限に抑えることを目指しました。

また、フロン回収・処理に関するマニフェストも弊社にて確実に作成し、お客様にお渡ししております。

これらの作業は、撤去から機器処分、フロンガス回収、そしてマニフェスト作成に至るまで、すべて弊社が一貫して対応いたしました。これにより、お客様にとっては、複数の業者とのやり取りや手配といったご負担を軽減し、安心して工事をお任せいただけました。