ここでは、ブロアに関する施工サービスの説明をしております。
概要・特徴
注意すべきトラブルとその前兆
① 軸受やシール部からのオイル漏れ
② 回転体からの異音、振動の発生
③ モーター部の発熱
ブロアにおける注意すべきトラブルやその前兆は、主に異音、発熱、振動の3種類に分かれますが、すべてモーター部に集約されます。ブロア内部の軸受やシール部からオイル漏れや、モーター内部の回転体からの異音や振動の発生が、主なトラブルの前兆です。また、異常な摩擦によってモーター内部から高温が発生している場合も、トラブルの前兆となります。
トラブルが与える影響
① 回転効率の低下
② モーター内部の焼損の恐れ
③ 装置の稼働停止、火災の発生
上記のような前兆が見られるまま使用すると、ブロアを含めた装置全体に様々な影響を及ぼします。まずオイル漏れが発生すると、モーターの回転効率が著しく低下します。そのままモーターを使い続けると、モーター内部で焼損が発生する可能性があります。さらに使用し続けると、ブロアが停止し、冷却や循環機能が停止するために、装置全体が稼働停止する、または火災の発生などの大きなトラブルにつながってしまいます。
よくあるトラブルの対処法
① ベアリングの定期点検
② ベアリングの交換
③ 設備全体の交換
これらのトラブルの発生原因は、主に定期的な交換作業によって解決されます。ブロアに関連したトラブルは、主にモーター内部の回転体であるベアリングが原因になるため、オーバーホールなどの点検作業によってトラブルを未然に防ぐことが重要となります。万が一回転体が摩耗、破損等している場合は、交換作業が必要となります。もしくは、ブロア自体を交換することで、設備全体の保全が必要になる場合もあります。
ブロアは、主に機器の冷却、空気の循環のために使用します。機械や電気機器は基本的に熱に弱いです。この加熱状態を放っておくと、機器の損傷や火災につながる恐れがあるため、ブロアによる強制的な局部冷却等をする必要があります。また、熱風や冷風を効率よく循環させるために使用するケースもあります。