飲料水の送水ポンプ更新

Before:   15年前の送水ポンプユニットの予防保全の検討

15年ほど前に工場敷地内に設置した荏原製作所製のポンプの更新工事のご相談をいただきました。

この給水用：送水ポンプは、ここで働いている社員用の生活用水となる水を貯水槽へと給水する重要な役割を持っていました。現時点で送水性能になにかの問題が起こっているわけではないのですが、災害時や急なトラブルで動かなくならないための予防保全として、更新することに。大久保産業の営業担当者が現在設置されている荏原製作所のポンプユニットの型式を確認。それに合わせた現行機種を手配し交換・更新を実施しました。

After:   送水ポンプユニットの更新と、災害時対策の実施

新たに更新・設置することとなった荏原製作所の送水ユニット（ポンプ×2台+制御盤）は、50BNE3.7Nです。この送水ユニットは、高い安定稼働性が特徴です。送水ポンプユニット内の3台のモーターを2台並列で運転しながら、それをローテーション稼働させるというものです。この機能により、内部のモーター1台に絶縁不良等の問題が起こったとしても、送水能力を維持することが可能です。

このモーターユニットの更新工事を大久保産業で実施にあたり、地震対策として受水槽に緊急遮断弁を設置する工事も行いました。大型の地震が発生した時に供給を自動で止める装置を設置。これにより、地震発生時に自動でバルブが締まり、飲料水を確保することができるようになりました。この緊急遮断弁：機械式緊急遮断弁:EIM7M-MAAは、貯水槽に設置すると電気や制御信号を必要とすることなく、地震の振動で水の流れを遮断する機能をもっていることが特徴です。また、機械式のため復旧時には手動で弁を開くことができます。

このように大久保産業は地元徳島で製品調達から施工まで行っておりますので、お客様の方で課題等ございましたら、お気軽にご相談下さい。