油不足対策の一手。今ある油を長く清潔に使用しませんか?
近年、サプライチェーンの混乱や原材料価格の高騰により、一部資材の調達が難しくなっています。特に皆様を悩ませているのが、作動油不足やフィルターなどの副資材不足ではないでしょうか。
当然のことではございますが、供給が不安定な製品に頼り続けると、コスト高のみならず、生産ラインの停止につながる恐れがあります。
上述のような油不足および副資材不足といった課題の解決策の一手として注目されているのが、「作動油のクリーニング装置」および「フィルター洗浄サービス」の活用です。
そこで本記事では、油・資材不足が発生する今だからこそ考えるべき、既存資源をうまく活用できる資材不足対策についてご紹介します。
作動油不足には、「作動油のクリーニング装置」の検討を
作動油不足や価格高騰に対しては、「今ある油を長寿命化し、更油の頻度を劇的に減らすこと」です。そこでおすすめしたいのが、静電浄油機です。

出典:株式会社クリーンテック 製品紹介 シリーズ一覧 EDCシリーズ
URL:https://www.kleentek.co.jp/service/
そもそも作動油のクリーニング装置(静電浄油機)とは?
静電浄油機とは、トランスを用いて電極板間に強力な静電気力を発生させ、油中のゴミを電気的な性質を利用して吸着・除去する装置です。通常のフィルター濾過式とは異なり、油の中に分散・浮遊している粒子が正または負に帯電していることを利用し、電気泳動現象と誘電泳動現象を同時に起こすことで汚染物を捕捉します。
作動油のクリーニング装置を導入するメリット
静電浄油機を使用することで、以下のようなメリットがあります。
メリット①:油の長寿命化による「油不足対策」
フィルターでは除去しにくいスラッジまで除去できるため、清浄な状態を保つことが可能です 。中には、「7年間更油を行わなくても油圧機器が正常に作動する」範囲で管理できたという結果が出ています。
メリット②:突発トラブルの防止と安定稼働
油圧トラブルの多くは、サーボバルブなどの精密部品の隙間に酸化変質物がこびりつき、固着を起こすことが原因です 。静電浄油機はサブミクロンレベルのコンタミまで除去できるため、突発的なトラブルを未然に防ぎ、設備の安定稼働を可能にします。
メリット③:コストダウンと省エネ
酸化変質物が除去されることで、ポンプへの負荷や圧力損失が減少し、消費電力の節約につながります 。また、サーボバルブのオーバーホール代やポンプ等の部品代、メンテナンスにかかる工数も低減できるため、コストダウンが図れます 。
メリット④:機械内部のフラッシング効果
油を清浄な状態で維持するため、機械内部や配管内にすでに付着していた酸化変質物が油に溶け込み、結果として機械内部を洗い流すフラッシング効果が得られます 。
フィルター不足対策には、「フィルター洗浄サービス」の検討を
集塵機やクーラントオイル等の温度調整機に用いられるフィルター類は、目詰まりを起こせば生産効率の低下や電力費の上昇を招きます 。特に新品フィルターなどの副資材が不足しつつあり、既存フィルターをどれだけ長持ちさせるかが重要になっています。この対策として有効なのが、フィルター洗浄サービスです。

出典:株式会社シービーテック 無料試験洗浄
URL:https://www.cbtech.co.jp/otamesi.html
そもそもフィルター洗浄サービスとは?
各種フィルターや熱交換器を、専用の薬品や技術を用いて洗浄し、再利用できるようにするサービスです 。 乾式集塵機フィルター、電気集塵機、冷却塔、オイルコン・オイルマチックなど、工場内の幅広い設備のクリーニングに対応しています 。
フィルター洗浄サービスを活用するメリット
フィルター洗浄サービスを利用することは、部品調達の不安を解消するだけでなく、工場全体のコスト圧縮にも直結します。
メリット①:調達難の解消とコストダウン
従来廃棄されていたフィルターを洗浄・再利用することで、フィルターの新品購入価格および廃棄費用を大幅に削減できます 。洗浄価格の目安は新品価格のおおよそ半額であり、仮に10回再利用した場合、廃棄費用は10分の1にまで抑えられます。
メリット②:高い性能回復力
洗浄前後の差圧測定を行うことで、フィルター能力の回復を数値で確認できます 。フィルターの状態にもよりますが、おおよそ90%後半という高い回復率を実現できます。
メリット③:電力費の削減と品質維持
例えばオイルコン等の熱交換器に汚れがたまると、設定温度まで冷やそうとコンプレッサーが回り続け、消費電力が増加します 。定期的に洗浄を行うことで、余分な電力を削減し、加工誤差などの品質トラブルを防ぐことができます 。
上記のようなメリットをお伝えいたしましたが、導入に不安があるお客様向けに、カートリッジフィルター1本を対象とした無料の試験洗浄(差圧測定含む)が可能です。事前に報告書や見積りを確認してから導入検討ができます。
工場安定稼働に繋がる工場工事および資材供給はお任せください。
現在、多くの製造業が直面している作動油不足やフィルターなどの副資材不足は、従来のような「使い捨て」の運用を見直し、資源を長く使う循環型のアプローチへ転換する機会でもあります。
設備投資による根本的な改善に加え、今回ご紹介した作動油のクリーニング装置による油の長寿命化や、フィルター洗浄サービスによる副資材のリユースをぜひ取り入れてみてください。これらは、現在のサプライチェーンの課題を解決するだけでなく、長期的なコストダウンと設備の安定稼働をもたらす一手につながります。




