ベルトコンベア | 北関東工場修理・メンテナンス.com

ここでは、ベルトコンベアに関する施工サービスの説明をしております。

概要・特徴

コンベアとは、搬送物を載せて移動させる装置です。
コンベアには、ベルトコンベアとローラーコンベアの大きく2種類あります。
ベルトコンベアとはローラーの回転力を使って輪になったベルトを回転させ、その上にワークを載せることでワークを搬送させる装置になります。
ベルトの材質はゴムや樹脂製が主流です。

注意すべきトラブルとその前兆

①ワークの片寄りや蛇行

②ベルトが動かない

③異音や発熱などがある

ローラコンベアにおける注意すべきトラブルやその前兆は、コンベア全体で発生することが多くなります。
コンベアのモーター駆動部では、ベアリングの摩耗などによる異音、発熱、振動の発生がトラブルの前兆になります。
特にベルトコンベアにおけるワークの蛇行や片寄りはトラブルとして起きやすく、お悩みとして多く伺います。
ベルトの緩みやローラーの傾き、フレームの曲りやプーリホルダの変形が原因として引き起こされます。

トラブルが与える影響

①コンベア全体の停止

②火災の発生

③ワークの落下

このようなトラブルを放置していると工場の搬送ラインに多大な影響を与えます。
ワークの片寄りや蛇行をそのままにしておくと、駆動部やベルトに負荷がかかり、プーリーやローラーなどのドライブユニットの破損を招きます。
こうした駆動部の破損の修繕にはより大きな費用が発生する上、工期も嵩んでしまいます。
さらに、片寄りや蛇行が悪化するとワークの落下に繋がり、破損の恐れも増します。
モーター部分に高い負荷がかかるとモーターが焼損し、火災や漏電などの重大な事故につながる危険もあります。

よくあるトラブルの対処法

①ベルトの引張点検

②消耗部品の交換

③必要トルク値の再計算

これらのトラブルの発生原因は、主に定期的なメンテナンス作業によって解決されます。

まず駆動部から異音や振動、発熱が発生している場合は、モーター内部のベアリングをオーバーホールによって交換する必要があります。
ベルトに関する問題は起きやすく、引張が緩みすぎていたり強すぎると蛇行や片寄りに繋がり、ベルトコンベアへの負荷も高まります。
高い負荷をかけていたためにモーターが焼き付いていたり、プーリーやローラーが破損していた場合には破損した部品の交換メンテナンスが必要になります。
こうした高負荷を掛けている根本的な原因の解決もしなければなりません。

例えばワークの重量が重すぎたり、搬送スピードが早すぎるなどの場合はベルトコンベアに高い負荷をかける要因となりますので、コンベアの入れ替えや最適な搬送速度を再設定する必要があります。
また、単に汚れが堆積している場合も注意が必要で、駆動部への負荷や搬送時のガタつきの原因になりますのでコンベア内部の清掃を行わなければなりません。

弊社ではこうしたベルトコンベアに関する清掃・工事・メンテナンスを承っております。
もしお困りのことがあればお気軽にお問い合わせください。