ここでは、ナットランナーに関する施工サービスの説明をしております。


概要・特徴

ナットランナーとは、文字通りナットを締め付けるための器具で、用途としては電動ドライバーとほぼ一緒ですが、主に製造現場や大型のナットを締め付ける必要のある工事現場などで使用されています。ナットランナーの種類の一つである「ハンディタイプナットランナー」は、電動ドライバーと似たような形状をしておりますが、締付トルクを厳密に管理できる点で、より高精度の組付けを求められる製造現場向けと言えるでしょう。このほかにも、サーボモーターを用いた自動車の製造現場などで用いられている、サーボモーターを用いて駆動する「サーボナットランナー」などが代表的です。

注意すべきトラブルとその前兆

① 締付トルクが狂う

② 異音の発生

③ 発煙・突然の動作停止

ナットランナーのトラブルやその前兆は、モーターに起因する場合が多く見られます。また充電式の場合は、バッテリーに起因することが殆どです。モーターの故障は焼損やブラシの劣化、ベアリングの故障でほとんどを占めますが、モーターの故障やブラシの劣化などの場合、殆ど前兆がありません。一方で、ベアリングの故障の場合は、モーターが異音を発したり、軸にブレが生じる場合があります。また、長く使用している場合、ナットの締付トルクが適正でない場合もありますので、定期的なメンテナンスによってキャリブレーション(校正)が必要です。


トラブルが与える影響

① 突然の動作停止

② 製造品における不良品の発生

③ 業務・生産効率の低下

ナットランナーが故障した場合、まず初めに考えられる影響として、突然の動作停止によるライン停止が考えられます。ラインが停止した場合、自工程の製造が間に合わなくなるだけでなく、後工程やお客様にまで影響が及ぶ場合があります。また、ナットランナーの締付トルクが狂っている場合、厳密なトルク管理が出来なくなってしまうことも考えられます。その場合、製造品の品質が保てなくなり、不良品が発生するリスクが高くなってしまいます。加えて、モーターが劣化している場合は、出力が定格出力に及ばず、素早い締付等が出来なくなってしまい、業務・生産効率の低下を招く場合もあります。


よくあるトラブルの対処方法

① 定期的なキャリブレーション

② 定期的な清掃

③ 駆動部品の分解チェック

ナットランナー使用において最も恐れるべきは、締付トルクが適正に管理出来ていないことですので、定期的なメンテナンスにおいて締付トルクが表示されている値と同一かチェックし、ずれがある場合には「キャリブレーション(校正)」を行います。また、駆動部分に汚れなどが付着したままだと、過負荷状態になり、モーターの寿命を縮めることになりますので、清掃を行います。さらに、モーターの寿命が近づいている場合がありますので、分解した際にはブラシの消耗具合のチェックなども行う方が良いでしょう。


ユーティリティ設備

  • コンプレッサ
  • 天井クレーン
  • ボイラ
  • 熱交換器
  • 配管設備
  • クーリングタワー
  • 空調機器
  • 配管の保温工事

駆動・マテハン系設備

  • モーター
  • ポンプ
  • ブロア
  • 減速機
  • ベアリング
  • ローラーコンベア
  • 集塵機
  • タイミングベルト
  • 油圧機器
  • ベルトコンベア
  • ボールねじ修理
  • 垂直搬送機 設置・点検

電気・制御設備

  • 制御盤
  • 国内メーカPLC
  • UPS(無停電電源装置)
  • 高圧配電盤
  • 海外メーカPLC
  • 電気制御機器 基板修理

生産機械・装置

  • 工作機械
  • ナットランナー
  • AGV:無人搬送車
  • ホットメルト装置
  • 画像処理・画像検査
  • ロボット点検・メンテ

その他

  • 階段
  • 測定器の校正
  • 床塗
  • 喫煙所の設置工事
  • 騒音・ 防音壁
  • シャッター
  • 刃物・工具の再研磨
  • シート・シャッター
  • 溶接ヒューム対策
  • ダクト工事
  • 遮熱工事
  • フロンガス回収