ここでは、制御盤に関する施工サービスの説明をしております。
概要・特徴
注意すべきトラブルとその前兆
① 絶縁体の劣化や破損
② 制御機器の熱トラブル
③ 結露のトラブル
注意するべきトラブルの前兆は主に制御盤の温度になります。
異常なほど熱い場合はなんらかのトラブルが起きている可能性が高く、注意が必要になります。また、外気温も重要で、特に冬場などは結露が発生しやすく、漏電の原因になります。
その他、絶縁体の劣化破損にも十分な注意が必要です。
トラブルが与える影響
① 漏電やショート
② 機械装置の稼働率低下
③ 火災事故
制御盤の劣化や破損は漏電やショートの原因となり、電力の損失となるほか、機器の消耗が激しくなり、頻繁に交換をしなければならなくなる結果、機械装置の稼働率が低下することになることになります。このような経済的損失のほか、放っておくと火災になったりといった事故が起こる可能性もあります。
よくあるトラブルの対処法
① 機器の絶縁抵抗値の計測
② ファン、熱交換器等の交換
③ 結露対策機器の設置
上記のトラブルを防ぐために機器の絶縁抵抗値の測定や保護機器の特性試験を行ったり、ファンやFAクーラーの設置による盤内の温度を抑えるといった対処が必要になります。また、冬場など制御盤内の温度と外気温に差があるときはヒータや除湿シートなどの結露対策機器を設置して結露を防止することも必要になります。
制御盤とは、制御機器や動力機器を筐体内に設置し、それらを様々な信号によって作動させることによって、機械装置の稼働を制御する設備となります。インバーターなどをこちらの意図したタイミングで意図したとおりに作動させることによって、機械創内を思い通りに動かすことが可能になります。