制御盤の設計製作 | 九州工場修理・メンテナンス.com

ここでは、制御盤に関する施工サービスの説明をしております。

概要・特徴

制御盤とは、制御機器や動力機器を筐体内に設置し、それらを様々な信号によって作動させることによって、機械装置の稼働を制御する設備となります。インバーターなどをこちらの意図したタイミングで意図したとおりに作動させることによって、機械創内を思い通りに動かすことが可能になります。

注意すべきトラブルとその前兆

①　絶縁体の劣化や破損

②　制御機器の熱トラブル

③　結露のトラブル

注意するべきトラブルの前兆は主に制御盤の温度になります。
異常なほど熱い場合はなんらかのトラブルが起きている可能性が高く、注意が必要になります。また、外気温も重要で、特に冬場などは結露が発生しやすく、漏電の原因になります。
その他、絶縁体の劣化破損にも十分な注意が必要です。

トラブルが与える影響

①　漏電やショート

②　機械装置の稼働率低下

③　火災事故

制御盤の劣化や破損は漏電やショートの原因となり、電力の損失となるほか、機器の消耗が激しくなり、頻繁に交換をしなければならなくなる結果、機械装置の稼働率が低下することになることになります。このような経済的損失のほか、放っておくと火災になったりといった事故が起こる可能性もあります。

よくあるトラブルの対処法

①　機器の絶縁抵抗値の計測

②　ファン、熱交換器等の交換

③　結露対策機器の設置

上記のトラブルを防ぐために機器の絶縁抵抗値の測定や保護機器の特性試験を行ったり、ファンやFAクーラーの設置による盤内の温度を抑えるといった対処が必要になります。また、冬場など制御盤内の温度と外気温に差があるときはヒータや除湿シートなどの結露対策機器を設置して結露を防止することも必要になります。

創ネットでの取り組み
創ネット株式会社では下記のメーカー様の製品をお取り扱いしております。

オムロン
三菱電機
デジタル
シーメンス
アズビル
富士電機機器制御
シャープ
IDEC
パトライト
エムシステム技研
エニイワイヤ
エムティティ
渡辺電機工業
東芝産業機器
竹中電子工業
日立産機システム
フェニックスコンタクト
ALLEN-BRADLEY
WAGO
光洋電子工業
日本セック
山洋電気

また、制御盤のハードおよびソフトの設計製作・配線・組立・計装・電気工事・リプレース・試運転調整といった制御盤機器の導入はもちろんのこと、旧機種機器のメンテナンス・各種計測機器の点検・電気機器の保全・既設制御盤の改修工事といった既存設備のメンテナンスにおいても多数の協力会社ネットワークによりサポート可能です。

そういった協力会社と創ネット自身の知見を基に創業60年にわたって多くの制御盤の課題解決をお手伝いさせていただきました。
例えば、配線が多く配線工事や保守性が低くなっていたお客様に省配線システムの導入を提案およびその実施まで行うことで省スペース化を実現するとともに、配線工数や異常・故障が発生した際の早期復旧と保守性の向上に貢献いたしました。
また、大手グローバル制御機器メーカーのシーメンス製の規格部品を使用した制御盤の設計製作により全世界の規格・現地調達ができる仕様にすることで、お客様の海外への装置出荷をお手伝いすることもさせていただきました。

PLCやインバータなどの製造年数や製品シリーズ（製品が生産中止になっているかどうか）によって更新するか現品を修繕するかの判断とします。
製造中止になっているとトラブルの際に形状違いや取扱操作の違いによって復旧が遅れてしまうため、更新を提案します。

お客様の予算と制御機器であれば内部のコンデンサーの劣化状況、マグネットの場合は巻き線部分から発生する唸りのような振動音の有無によって、更新するか現品を修繕するかの判断とします。

1．盤の外観・内部の制御機器が老朽化していないか調べる
2．機械側の動作を確認
3．機器のシリーズや製造年月日を調査
4．唸り音がしないかやコンデンサの状態を調査

下記では創ネットが手掛けてきた事例をご紹介いたしております。
ぜひご覧ください！