施工対象 : | 自動刻印機 |
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メーカー : | |
施工分類 : | 導入・新規設置 |
施工納期 : | 3ヵ月 |
業界 : | 産業機械 |
修理内容 : |
Before: 手作業による機種・シリアル情報を刻印
対象ワークに機種名やシリアルNO.の打刻を、専用機で自動化できないかとの相談を三和精密にご相談いただきました。
これまでの打刻方法は、打刻位置の決定から打刻加工まですべてが手作業でした。作業者が専用の刻印とハンマーを見に持ち、作業指示書を見ながら、10桁以上の半角英数字を一文字1文字打刻していました。打刻する文字は、製造品目の機種名とシリアルNoになり、流れてきたワークの製造情報と作業指示書通りに打刻する確認も作業者の属人性に依存していました。その結果、作業者によって微妙な、打刻の深さや文字位置(文字配列のズレや傾き)が発生するだけでなく、打刻作業トレーサビリティをとることが出来ないことが改善箇所として検討されていました。
After: 自動刻印機の導入で、刻印工程の加工品質と作業性の向上
ワークへの打刻を人から専用の自動刻印機へ。これまで1文字1文字を作業者が刻印をハンマーで打ち、刻印を確認し入れ替えてハンマーで打っていた刻印作業が、すべて機械による自動化が実現しました。予めセットされた刻印をモーターと減速機によって回転・調整しながら固定位置へセット、そこから刻印を油圧にてワークに打刻。この自動刻印機を導入したことで、作業者はワークをセットするだけで、刻印工程を終わらせることができるようになりました。
また、打刻品質や人による加工ミスもなくなっただけでなく、トレーサビリティも実現。自動機への機種名やシリアルNo.の情報は、PCから自動機刻印機に伝送され、そのことにより作業工数を増やすことなくレーサビリティの記録もできるようになりました。