施工対象 : | 制御盤 |
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メーカー : | |
施工分類 : | 火災防止・抵抗軽減 |
施工納期 : | 1日 |
業界 : | 全般 |
修理内容 : | ビスの増し締め |
Before: サーモグラフィを使った制御盤の発熱箇所の特定
お客様より制御盤内の機器とケーブルを固定する端子台などのビス部分の発熱があるとのご連絡が創ネットに寄せられました。そこで、創ネットがサーモグラフィで制御盤内の熱分布を調べると、端子台で大きな発熱が発見されました。該当の発熱の原因を調べるとビスが緩いんでいることが発見。ビスの締め付けが緩むことで、機器とケーブル部分の接触面積が少なくなり、絶縁値の減少による過電流からの発熱にいたります。また、ビスの固定が弱いと振動等による摩擦が発生することで、火花の飛散などを誘発します。このような症状から、最悪の場合、盤内の火災など大きなトラブルになることを説明した上で、ビスの締め(トルク管理)による正常な電気回路の確保を提案いたしました。
After: ビスの増し締めとサーモグラフィによる確認、絶縁値の確認
制御盤内のサーモグラフィによる熱分布を確認後、制御機器・電気機器:端子台だけではなく、リレーなどの接点も同様をビスの増し締めを実施しました。特にビスの締め付けが緩んでいた箇所は、トルク値の確認、その後安全を確保した上での絶縁測定器による絶縁値も確認。制御盤の通電、機械装置の稼働時に再度サーモグラフィによる熱分布を確認したところ、特定箇所の異常発熱等もなく、無事に正常な電気回路の復旧を実現しました。このお客様からは、工場内にある他の制御盤のサーモグラフィによる予防保全のご依頼もいただき、今後は定期的なビスの増し締めも実施する予定です。